2021-06-01 第204回国会 衆議院 環境委員会 第13号
燧灘の漁師さんたちだけではなくて、備後灘の弓削島というところで漁師をされている藤田鉄也さんという方にもお話を伺いましたが、漁師の目で見て瀬戸内海の栄養分のうち明らかに鉄分が不足していると感じるというお話を伺いました。瀬戸内海の鉄分を補う施策に期待をしているということですので、是非、豊かな海の再生のために環境省として取り組んでいただければと思っております。
燧灘の漁師さんたちだけではなくて、備後灘の弓削島というところで漁師をされている藤田鉄也さんという方にもお話を伺いましたが、漁師の目で見て瀬戸内海の栄養分のうち明らかに鉄分が不足していると感じるというお話を伺いました。瀬戸内海の鉄分を補う施策に期待をしているということですので、是非、豊かな海の再生のために環境省として取り組んでいただければと思っております。
先週、燧灘で有害プランクトンのヘテロシグマアカシオによる赤潮が発生したそうです。二十四日には西条干潟で一ミリリットル中十六万八千五百個、二十五日には西条港で九万二千個といった高い数値が出たようです。
西条市には燧灘があります。私の母校、西条高校の校歌にも燧灘という歌詞が入っており、燧灘、瀬戸内海は私にとって大変身近な海です。 燧灘は、栄養塩類の不足などにより、ノリの色落ちの貧栄養化の問題と、富栄養化の赤潮の発生という両方の課題を抱えております。
これまで、燧灘の栄養塩類の濃度、植物プランクトンと動物プランクトンの現存量、カタクチイワシの漁獲量などの関係の調査研究を行ってきたところでございます。 この中で、カタクチイワシが不漁の年において、栄養塩類の濃度が約六割減少すると植物プランクトンも六割減少し、カタクチイワシの餌となる動物プランクトンも二割から三割減少している、こういったことが報告されております。
しかも、わざわざこういう形で表になりまして、大阪湾の方は、播磨灘の方は、あるいは燧灘のうち愛媛県側はと、しかも愛媛県側は、東は川之江から西は越智郡の波方というふうにわざわざ指摘している地域の中に入っておるわけですね。その地域が国の法律、都市計画法に基づく都市計画公園として指定されている。
次に、いわゆる密漁の問題なんですが、先日も関係の漁民の人たちがもう悲壮な思いで陳情に来たわけなんですが、水産庁長官もおいでいただいておりますが、瀬戸内海のいわゆる今治の沖、来島海域方面、これはここだけじゃありません、九州方面にも東北方面にも密漁の問題は全国至るところでありますが、きょうはこの点にしぼってお尋ねをいたしますが、非常に燧灘の水域は一本釣りの瀬戸内海では残されたただ一つの漁場だろうかというぐらいいいところなんですが
これは燧灘というところが、ちょうど香川県と愛媛県に囲まれた水域がございます。新居浜市だとか川之江、伊予三島市に大きな工場がございます。かなりこういうふうに広がった海なんでございますが、その中で、東の約三分の一は非常に海水の流れが緩やかである、ほとんど閉鎖水域と考えてよいというようなところでございます。
たとえば私たちが面しております播磨灘、それから燧灘というかなり大きな開けた海がございますが、播磨灘の調査をするときに、行政区画が岡山県、兵庫県、徳島県、香川県と分かれておりますので、各県の水産試験場が調査するときに、岡山県の水産試験場は岡山の領域であるごく北西の部分だけ、兵庫県の水産試験場の船が来ますと小豆島の南までもなかなか来れませんで、それから南の香川県側は調査しない。
その後十年ほどちょっと中断しまして、また昭和四十年ごろから八年間、IBP、国際生物学事業計画というのが計画されまして、燧灘で藻場の縮小のことを再び、今度はもっと定量化するために始めたわけです。ちょうどその四十一年から四十八年ぐらいにかけましてはどんどん衰退していく過程にあったものですから、標準的な、つまり量的なものを出すための標準的な状態をよう出さずじまいでした。
ただ、ここで一つ申し上げたいというのは、先ほど布施さんがおっしゃったIBPの計画以来十年間にわたって燧灘、備後灘で入ってくる窒素の量と、それが海の中でどう回るかという研究を私どもいたしましたが、それによりますと、当時入ってきている窒素の量の二けたくらい多い量が海の中にある。ですから一見問題ないようなんですが、その入ってきている量がここ二十年間に二倍近くにふえただけであれだけ海域環境が違う。
ただ、ここで一言申し上げておきたいのは、瀬戸内海のある海域、たとえば先ほど申しました広島湾の奥、大阪湾の奥、燧灘の東部、こういうところは元来がそういった有機物、これは窒素、燐も意味しますが、有機物を多量に含んだ懸濁物質の沈積域になっております。
そのほかに、潮流その他非常に複雑な自然環境条件にございますので、ここからやるべきではないかというまず第一の御方針でございまして、先般も瀬戸内海の燧灘から東部の海域を視察されました。
当面、まず、先生がおっしゃいましたように、最も過密で最も交通量の多い、また交通法規にいたしましても非常にむずかしい、水路ももちろんむずかしいこの瀬戸内海について強制区をどのように適用していくべきかということで審議中でございますが、先般燧灘から東半分につきまして現地調査を終えたところでございます。
それから瀬戸内海の東部とは、播磨灘中央部以西来島海峡までの備讃瀬戸、備後灘、燧灘を含む海域を考えております。それから瀬戸内海の中部と申しますのは、来島海峡以西愛媛県佐田岬と山口県千葉崎を結ぶ線に囲まれる広島湾、安芸灘、伊予灘を含む海域を考えております。最後に、瀬戸内海の西部と申しますのは、愛媛県佐田岬と大分県の関崎を結んだ線以北の周防灘と関門港の港域を含む海域を考えております。
本件におきましても魚介類に及ぼす影響について若干の分析を行ったようでありますが、本埋め立てによって若干の漁獲減がある、しかし燧灘全体に対する影響というのはほとんどないという結論を出しておるようであります。そういう考え方が私は非常に問題だと思うのです。汚濁が進み、漁獲が減る、したがって、そこを埋め立てても大して漁獲減にならない、そういうのが従来の埋め立ての論理であったと思うのです。
○小沢国務大臣 海底の油は、実は総合調査の結果でもごらんいただきましたように、水島の石油流出事故と関係がないと考えられる大阪湾、燧灘等に、残留の油がよけいあるとか、いろいろなあれがございます。しかも、この前も当委員会で私、申し上げたのですが、とにかく昭和四十五年から四十八年だけで二千六百トンも油が瀬戸内海では流出している。
燧灘や大阪湾は知りませんけれども、しかしあの油が流れた地帯に底に残っておるC重油について、三菱が何%であるか何十%であるか。どのくらいかは別にして、関係がないということは言えないわけなのです。
たとえば大阪湾の中の底質が、むしろ今回の汚染域よりも濃い、あるいは燧灘の底質も濃いということもありましたので、その辺の寄与関係ということにつきましては、きわめて不明確な要素が多分にありますので、これはにわかには断定できないと思います。
香川県の場合には、西に燧灘がございまして、これは先生方も御存じのとおり、製紙の汚水によりまして、東燧灘につきましては、ほとんど壊滅の状態になっておるわけでございます。
私は、燧灘のときに、製紙のヘドロで訴訟の代表者として中公審の方へ参りましたけれども、結局いまおっしゃいました判決ですか調停は、小澤委員長が出されたのですが、その当時やはり小津委員長も、あなた方がお出しになった資料では納得するわけにはいかないので、ひとつ仲介の労をとるから和解をしてくれぬかということで、それに服した前例がございます。 終わります。
そういう状態にあるわけですから全くやり切れない話で、しかも、御承知のように丸亀のノリは全滅、それから鳴門海峡のワカメ、ノリ、ハマチですが、これは赤潮の発生で、あそこの燧灘、播磨灘付近がいままでもしばしばやられてきておるにもかかわらず、今度この被害によってまた全滅という状態になるわけです。これはまさに深刻な問題でして、しかも、年末でノリは最盛期のときですが、こういう状態です。
この内訳は、ただいまお話しの鹿児島湾における水質汚濁による真珠養殖不能にかかる損害賠償調停事件が一件、さらに燧灘における工場廃水による漁業被害にかかる損害賠償調停事件が一件、それから水俣病の関係事件が十件、合計いたしまして十二件が処理されておるわけでございます。
いままでの例で見ましても、すでに調停の成立した燧灘の事件などは、これは瀬戸内海のうちの燧灘でございますが、加害企業は七十社ばかりありまして、それが全部愛媛県側に位置している。それから被害漁民が一千人ばかりありまして、これが全部香川県側に属している。
一つお伺いしますが、調停の件数ですね、調停の件数は、調停の申請を合計して五十件、このうち水俣病事件が三十六件、渡良瀬川沿岸の鉱毒が四件、大阪国際空港周辺が六件、徳山湾が一件、燧灘及び鹿児島湾における水質汚濁が二件、こういうことでございますか。それで、その中で解決したものが何件で、現在係属しているものが何件ありますか、いまの分類に従って計算いたしますと。
それで3に戻っていただきますと、三百点、要するに平均よりもよごれなり滞留度なりが著しいというのは、大阪湾の奥の部分と播磨灘の北部、それから播磨灘の中央部で香川県側、水島灘、それから燧灘のうちの愛媛県側、安芸灘、広島湾ということで七海域を指定をしまして、これにつきましては三ページの右に書いてございます「留意事項」、「公害防止・環境保全に資するもの、水質汚濁防止法による特定施設を設置しないもの又はは、汚濁負荷量
それから燧灘の今治沖でもそういうことでトラブルがあったことを聞いております。これは数年前です。瀬戸内海のように赤潮と汚水関係というものが複合して起こった場合の判定、あるいはそういう場合に適用になるのかならないのか、適用するとすれば一体どういう適用のしかたをするのかという点をお聞きしたいと思います。
瀬戸内海は御存じのようにずいぶんよごれておりまして、愛媛県でこの前第二次構造改善事業指定の場合に、いまの汚染地域である燧灘、伊予灘などについても構造改善事業の指定をいろいろ要請したということでございました。
これら五十件の調停の申請を公害事件別に見ますと、不知火海沿岸における水質汚濁による水俣事件が三十六件、渡良瀬川沿岸における鉱毒による農業被害事件四件、大阪国際空港周辺地域における騒音による生活環境被害事件六件、徳山湾における水質汚濁による漁業被害事件一件、燧灘東部海域における水質汚濁による漁業被害事件一件及び鹿児島湾における水質汚濁による真珠養殖不能事件二件でありまして、これらを通じ申請人の総数は約一万二千六百人
これら五十件の調停の申請を公害事件別に見ますと、不知火海沿岸における水質汚濁による水俣病事件三十六件、渡良瀬川沿岸における鉱毒による農業被害事件四件、大阪国際空港周辺地域における騒音による生活環境被害事件六件、徳山湾における水質汚濁による漁業被害事件一件、燧灘東部海域における水質汚濁による漁業被害事件一件及び鹿児島湾における水質汚濁による真珠養殖不能事件二件でありまして、これらを通じて申請人総数は約一万二千六百人
こういうことでございますので、たとえば瀬戸内海のちょうどまん中あたりのところに燧灘というのがございます。この辺のところが現在でも一番問題になっておるところでございますが、ちょうど東は紀伊水道、西は豊後水道のほう、両方から水が出入りいたしまして、ちょうどこのあたりがデッドスペースになっている、水の交換が非常に悪いというふうに考えられております。
さらに燧灘沿岸ではヘドロによって、これは埋め立てじゃなくてヘドロによる堆積でございますが、ヘドロによる堆積のために海底付近の海水が溶存酸素、溶けております酸素を奪われまして無酸素状態になっている。
現在私ども研究グループで燧灘について実はその物質循環のほうの検討というか、研究をいたしております。しかし現状では、水から植物プランクトンに入る、それから動物プランクトンに入る、その段階までは、たとえば窒素を目標にして循環の速度と申しますか、効率と申しますか、そういうものが数字的につかまえられております。しかしそれから上の魚になりますと、実は魚の現存量を現地でつかむ。